永平寺流『作る心・食べる心』を学ぶ、初
精進料理体験でした。
永平寺町って福井県だったんですね。家系図を作ってわかったのですが、我が家のルーツは隣の坂井市なんですわ。心惹かれるのはこういうことも関係あるのかな?
前掛・包丁・My碗(飯・汁)・My箸・My布巾 持参で行って来ました。
まず行くと、食材が綺麗に並んでいます。並べる事にも意味がある。
忍昭さん宅で今朝収穫の大根や、じゃがいもはキタアカリとレッドアンデス
柿・かぼちゃ・にんじん・きのこ・ごぼう等々旬の野菜が綺麗。
岩戸の塩(うっすら黄色で旨みたっぷり)
段取り8分といわれるように、ご飯の炊き上がりにあわせて、他のメニューをきめていくそうで、まずは包丁の扱い方を聞き、ケガ防止。
きのこご飯の仕込み
調味料の量は・・・手の甲に聞くんですね。
次に食材を切る切る・・・このときのBGMはJB(ジェームスブラウン)があうらしい
そうそう、あのゲロッパ
ですよ
柿のヘタも切ったのですが、入れ忘れましたね
和え物の準備・・・この日は、柿とピーナッツバターに枝付干しぶどう
永平寺のネーム入り「すりこぎ」ですよ!
前掛けの前にタオルをかけているの、おわかりですか?
食材を拭いたり運んだり、裏側では手を拭いたりとっても便利。
能平or濃餅(のっぺ)汁の準備
油を使わずに、硬いものを下から順に
(ごぼう・にんじん・じゃがいも・かぼちゃ・・・)
お水はチョッピリで蒸し煮で野菜の旨みを出す。
写真は無いですが、ふろふき大根の下茹でに使った玄米入りお湯が、
のっぺ汁のスープになり、大根の旨みたっぷりになります。
味付けする時は、両手で塩を挟み、手に聞くんです。
最後にしょうが汁・水溶き片栗粉でトロミをつけます。
先ほどのピーナッツバターと干しぶどうに、柿のスライスですよ
手で和えることの重要性や意味をききながら、丁寧に和えます
大根は皮を剥かないので、面取りも不要。
柚子味噌の準備もでき、
いよいよ盛り付けです。
食事はたっぷり時間をかけて行います。
まずは、「五観の偈(ごかんのげ)」↓Wikipediaより
【偈文】
一には功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二には己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)つて供(く)に応(おう)ず。
三には心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四には正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五には成道(じょうどう)の為の故に今此(いまこ)の食(じき)を受く。
【略訳】
一つ目には、この食事が調うまでの多くの人々の働きに思いをいたします。
二つ目には、この食事を頂くにあたって自分の行いが相応しいものであるかどうかを反省します。
三つ目には、心を正しく保ち過った行いを避けるために、貪りの心を持たないことを誓います。
四つ目には、この食事を、身体を養い力を得るための良薬として頂きます。
五つ目には、この食事を、仏様の教えを正しく成し遂げるために頂きます。
「いただきます」の直後にする事は「生飯(さば)」
7粒のご飯を、飢餓などで食べられなかった人の為に隅によけておきます。
「いただきます」から5分間はサイレントタイムで、食べ物に感謝し、器を置く音をたてず、箸先の向き、沢庵をなるべく静かに食べるなど、初心にかえる作法を学びました。
沢庵をよく噛むと、脳の働きを良くし、乳酸菌で虫歯予防にもなるという優れもの。
お店ではお水が出てきますが、これが、噛んで唾液を出すという行為を邪魔して、家庭でも流し込むという状態になってしまっているそうです。
ガツガツとむさぼるとか、怒りや、道理を忘れたおろかさとか、考えさせられるお話しを沢山聞きました。
↓の言葉も始めて知りました。
上薬・・・食事(生命を養うを主とする。無毒。長期服用しても人を害しない。身を軽くし、体を益す。不老長寿。)
中薬・・・予防(人に応じて無毒と有毒とがあり、適宜配合して、病を防ぎ、体力を補う。)
下薬・・・治療(病を治すを主とし、毒性も強いので、長期の連用はつつしむべし。)
最後に沢庵を1枚残す事
↓こんな風に、全ての器を白湯と沢庵で綺麗にします。
流し台に流すものはなく、洗剤を使う必要もなく、そのままお持ち帰りできます。
お皿の隅には7粒のご飯。
食を扱う事は命を預かる事!という事がしみじみわかりました。
動物性の食材に限らず、野菜にも命があり、食はその命をいただく事で、おかげ様で生かされていると、感じる心が大切なんですね。
最近のコメント